「◎◎産業」のテレパシー？ 松浦晋二郎の不思議体験・アンビリバボー

　2022年8月23日夜8時過ぎ、家で、スマホを2階に置いて、1階に行き、ご飯を食べたりした後、1階でボーとしていると、いつもお世話になっている「◎◎産業」というガス会社から定期点検のため自宅に訪問したい旨のハガキが数日前に届いていたことをふと思い出した。しかし次の日の仕事は早出で、朝4時半ころに起きなければならなかったし、その日は身体も疲れていたので、早く寝ることを優先すべきと考え、「◎◎産業」のことなんかまあどうでもいいやと思って、たいして気に留めなかった。ところがそのあと2階に上がってスマホを見ると、20:48にまさに「◎◎産業」からの着信履歴が残っていた。つまり私が1階に降りている間に、2階では「◎◎産業」からスマホに電話がかかっていたのである。

　この不思議な体験をどう考えるべきだろうか。

　たしかに、私が1階に降りていた間に私がたまたま「◎◎産業」のことをふと思い出し、その時たまたま偶然、「◎◎産業」から2階のスマホに電話がかかっていたに過ぎないのであって、単なる偶然が重なったにすぎない、と言ってしまえばそれまでかもしれない。しかし私には、「◎◎産業」から2階に電話がかかっていた間、私のほうはそれとは別に、1階で「◎◎産業」からテレパシーを受信したように思われてならないのである。

　ちなみに翌8月24日、「◎◎産業」の職員さんが私の自宅に訪ねてきて、定期点検をして帰って行った。